2016年4月1日金曜日

こうじ菌と腸内フローラ

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こうじ菌が醸し出すスパークリンク

 乾燥米こうじを使って、スパークリンク白酒が出来ます。炊飯器で2合のごはんを炊きます。少し日本酒を入れて柔らかめに炊き上げます。
 ここから使う用具等は雑菌を抑える為、熱湯やアルコールで消毒します。
炊けたら樽(漬物用のプラスチック容器でOK)にとって、ペットボトル2Lの冷やしたミネラルウォーターを入れます。温度がちょうどぬるま湯ぐらいになるので、ここに米こうじ200gとヨーグルト種菌を入れてかき混ぜます。2024度ぐらいの室温にフタをして保管します

 半日程度で発酵がはじまり、23日でおさまります。表面に発酵熱が溜るので時たまかき混ぜてやります。発酵がおさまったら木綿袋に入れて搾りビン詰めします。冷蔵庫で冷やして飲みます。まだかすかに発酵しているのでスパークリンクとして楽しめます。名水の天然ミネラル水を愛飲されていたらそれの方がベターかなあ。

 ワイングラスが良く似合います。米の銘柄や水を変えたりしてオリジナルの美味しさを追求したり、また自分ブランド料理酒に仕上げたりするのも面白いです。
注);発酵はアルコールと炭酸ガスが生成されます。酒税法で1%以上のアルコールは認可がないと作れません。しかし一升瓶一杯も満たない量で個人的に楽しむのは許容範囲との解釈です。

こうじ菌の栄養パワー甘酒

 やっぱりアルコール醸造はいけないなと言う人は、手作りの甘酒にしましょう。巷では「お米のヨーグルト」とか「飲む点滴」と評判になっているみたいです。

その人気は甘酒の豊富な栄養にあります。ビタミンB1,B2,B6,B12類、葉酸、食物繊維、オリゴ糖など豊富に含みます。こうじ酸、乳酸菌なども含んでいます。これらは「腸内環境の改善」に役立つモノです。特にオリゴ糖は腸内の善玉菌が喜ぶ大好物で、善玉菌が増えていきます。

 割と簡単に出来る作り方を説明します。大き目の保温ポット(昔は魔法瓶といいました)を熱湯で温めておきます。お鍋にごはん200gと水600ccを入れて火にかけます。温度計で60℃になれば火を止めて、こうじ菌(乾燥麹でも可)を200g入れ再び火をつけて6063℃になったら保温ポットに写し約10時間保温します。60℃を維持するように保管して出来上がり、冷まして冷蔵庫に保管します。

 お米とこうじ菌が織りなす味はほのかに甘~い!です。そして栄養価が高いのです。お湯割り、水割りやストレートなどお好みでどうぞ。添加物は入っていないので45日ぐらいで飲むのがいいと思います。ごはんが余ったときなど経済的ですよね。

 こうじ酸と言う成分はメラミンの生成を抑える美白効果が確認されています。杜氏やお味噌職人さんが美白なのはこの影響らしいです。一気に飲んでも効果はありません。半年から1年間ぐらいかけて少量ずつ継続して飲むこが良いのです。
 
 市販のモノでもOKと思いますが、米と麹のみで発酵させて作られている甘酒に限ります。でもやっぱり無添加手作り甘酒が良いかと思いますよ。自宅で本格甘酒の作り方はこちらです。 


食物繊維とオリゴ糖

 便秘になると腸内に悪玉菌の餌となる食べ物かすが停滞し、さらにはインドール、スカトール、アンモニア、アミン、硫化水素等の有害物質が盛んに作られるようになります。これらの物質が腸から吸収されると少しずつ体内に蓄積され、健康を害するリスクが高まります。長い年月を経て生活習慣病の発症につながるといわれています。なるべく便秘にはならないよう常に心掛けたいです。

 バランスのとれた食事と排泄を習慣づけることや大食いを控えることは、腸内フローラのバランスを保つ大切な要素なのです。

 食物繊維には水溶性と不溶性があります。甘酒は両方を含みこれらを摂ることが大切とのことです。しかし量的にはそれほど多くないので他の食べ物からも摂ることが必要です。それには納豆が一番手頃かと思います。

 甘酒には善玉菌の餌となるオリゴ糖が豊富に含まれます。善玉菌を増やすのには大変有効です。腸は夜中に活動しています。それで甘酒は就寝の23時間前に摂るのがベターですが、一般的には夕食後にコップ一杯の甘酒と納豆をいっしょに食べるようにします。悪玉菌が作る有害物質にデトックス効果がある食物繊維と善玉菌へのオリゴ糖なる栄養源が腸内フローラ改善に有効な手段なのです。

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腸内フローラ改善に向けて。

①酸化した油を摂りこまない。α-リノレン酸を多く含み健康にいいとされる「エゴマ油」や「アマニ油」ですが気を付けたいことがあります。サラダなどにかけて召しあがっていると思いますが、開封した時から酸素に触れて酸化が始まっています。3040日以上経って酸化したモノは腸内環境にはよくありません。また温度を上げる天ぷらなど油モノはそれ以上によくありません。酸化が急激に始まっているからです。新しい油を使うようにして出来るだけ早く食しましょう。油は酸化し易いのです。

②身体を冷やさない。身体を冷やすことは腸内環境にも悪影響を与えます。身体を温める効果的なことは足の裏とお腹を冷やさないことだそうです。昔からある頭寒足熱や腹巻でお腹を保護したことなどは理に適っています。
中国にいた時レストランなどではビールは冷えていません。なまぬるいビールがでてきます。日本みたいにキンキンに冷えたビールはお腹に良くないと言って中国では冷やさないのです。これも先人からの良い継承です。最近は外国人向けに冷やしたビールも置いてあり「啤酒,我要冰的。」と言えば持ってきます。「没有!」ならあきらめてぬるいのを飲みます。
小生はヨーグルトもぬるめに温めますし、真冬はカイロをお腹に貼ります。重ね着の上から間接的にしていますが、温かいです。

③人工添加物は控える。忘れた頃に度々話題になるのが添加物です。添加物は加工食品に使われる発色剤、酸化防止剤、防腐剤などです。食肉加工品、練り製品、インスタント食品、カット野菜など出来合いモノに使われています。食べてもすぐには問題ないですが毎日何十年も続けていると体に蓄積するような気がしますよね。これらも腸内環境にはよくありません。
やはり幼児の時からお母さんの手料理を食べさせる食育も子育てには必要です。添加物表示を確認して自然物から抽出したものはまだましですかね。

ヨーグルトやお味噌、納豆は勿論、キムチ、しば漬け、すぐきなどのお漬物、小生の好物鮒ずしなど発酵食品は多く摂るようにしたいものです。最近テレビでやっていた「きざみ生姜の黒酢漬け」試しています。土生姜をみじん切りにして鹿児島産の黒酢で1日つけます。130g食べるとコレステロール値を下げる効果が期待できるとのことです。腸内環境にも良さそうなのでやっています!必須アミノ酸も豊富ですしね。

しば漬けとすぐき

すぐき漬け
千枚漬けと合わせて京都三大漬物と呼ばれています。
京都大原のしば漬けはなすと赤紫蘇と塩だけで漬け込んだもので乳酸菌が豊富です。7月ごろから出回りますが売り切れも早いです。すぐきはすぐき菜を塩で漬けたお漬物で上賀茂当たりで作られています。ラブレ菌と言う乳酸菌が豊富です。樽に棲みついているらしいです。12月ごろから出回ります。上賀茂神社の境内には天秤漬けの見本樽が展示されています。

京都お漬物のお土産なら「腸内環境」改善の観点からこれらをお勧めします。
すぐきを肴に自作甘酒を!なんてのは如何でしょうかね?



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